作品紹介
タイトル 『賢者の孫』(けんじゃのまご)
略称 「けんまご」
この作品は、web小説投稿サイト「小説家になろう」に2015年1月より連載されている吉岡剛先生による異世界ファンタジー作品。2015年7月にファミ通文庫より書籍化刊行され、イラストは菊池政治が担当している。その後『ヤングエースUP』に無料Web漫画版が公開され作画は緒方俊輔が担当し、2019年4月から6月まで第1期アニメが公開された。
あらすじ
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫として育てられたシンは、前世の記憶もあり賢者の技術を尽く吸収し、自らも魔法を開発出来るまでに成長した。
そして15歳となり独り立ちしようかという時に祖父は言った。
「あ、常識教えるの忘れとった」
常識外れに成長してしまった孫に世間一般の人間のレベル、世間の常識、そして人付き合いを教える為、アールスハイド王国王都にある『アールスハイド高等魔法学院』へ入学させる。
配信期間
放送シーズン 2019年春アニメ
配信日 2019年4月~6月(全12話)
各話リスト
話 数 | タイトル |
第1話 | 世間知らず、王都に立つ |
第2話 | 常識破りの新入生 |
第3話 | 緊急事態発生! |
第4話 | 黒幕の名は |
第5話 | 破天荒な新英雄 |
第6話 | 開戦と合同訓練 |
第7話 | 合宿に行こう! |
第8話 | 星空の誓い |
第9話 | 孫と魔道具と婚約披露 |
第10話 | 滅亡する帝国 |
第11話 | 史上最強の魔法師集団 |
第12話 | そして、世界へ… |
キャスト(声優)
名 前 | 特 徴 | 声 優 |
シン=ウォルフォード | 本作の主人公 魔法・魔道具の戦術にすぐれチート的な能力が特徴。現代の日本で死亡し異世界で生まれ変わった経緯を持つ。 | 小林 裕介 弘松 芹香(幼少期) |
シシリー=フォン=クロード | 本作のヒロイン。クロード子爵家の三女。青い髪に黒い大きな目が特徴の美少女。 | 本泉 莉奈 |
アウグスト=フォン=アールスハイド | アールスハイド王国の第一王子。通称はオーグ。 | 小松 昌平 島袋 美由利(幼少期) |
マリア=フォン=メッシーナ | メッシーナ伯爵の二女でシシリーの友人。やや勝ち気な性格で少々短慮な面もある | 若井 友希 |
マーリン=ウォルフォード | シンの養祖父にして、世界中でその名を知らない者がいないほどの偉大な「賢者」 | 屋良 有作 |
メリダ=ボーウェン | マーリンの元妻でシンの養祖母。魔道具の発展に寄与した偉人で「導師」の二つ名を持つ | 高島 雅羅 |
リン=ヒューズ | 父親が宮廷魔術師。メガネを掛けた寡黙だが、やや天然な少女。物静かな雰囲気だが、派手な魔法の攻撃を好など過激な性格 | 山口 愛 |
アリス=コーナー | 平民出身。小柄で元気な少女 | 久保田 未夢 |
ユーリ=カールトン | 親がホテルを経営している。おっとりした性格と、豊満なボディが特徴。語尾に「〜」を付ける喋り方をする | 長妻 樹里 |
トニー=フレイド | 長身で女好きな優男で、シン曰く「チャラ男」 | 小林 千晃 |
トール=フォン=フレーゲル | フレーゲル男爵家の嫡男。銀髪眼鏡で小柄。オーグの護衛役。 | 志田 有彩 |
ユリウス=フォン=リッテンハイム | 短い金髪に青い目の筋肉質、武士口調が特徴。オーグの護衛役。 | 河本 啓佑 |
マーク=ビーン | Aクラスから究極魔法研究会に参加、後にSクラスに昇格する。家が鍛冶屋「ビーン工房」を経営。オリビアとは幼馴染で恋人同士。 | 葉山 翔太 |
オリビア=ストーン | Aクラスから究極魔法研究会に参加、後にSクラスに昇格する。実家は王都でも評判の食堂「石窯亭」を経営している。 | 佐藤 沙耶 |
キャストコメント
Q:ご自身の演じるキャラクターについて漢字一文字で表わしてください。その理由と演じる上で意識したことなどをお聞かせください。
小林 裕介(シン=ウォルフォード役)
A:『極』
魔法はもちろん、剣術や体術に知識とおそらく一般常識以外はほぼ極めているのではないでしょうか。戦闘のアドリブもほぼ入れず、入れたとしても「呼吸法」のようなどこか達人のように聞こえる息の使い方を意識しました。
本泉 莉奈(シシリー=フォン=クロード役)
A:『癒』
いつもほわほわしているので、この一文字が最初に浮かびました。得意な魔法が補助系なところもシシリーらしさが出てますよね。
どんな言葉にも優しさを込めるようにしています。それからシン君と出会ってから自分の意見をはっきり言えるようになったりと少しずつ前に進んでいるので、そういった変化も表現できるように意識しています。
小松 昌平(アウグスト=フォン=アールスハイド役)
A:『柔』
オーグは王子としての凛とした佇まいはありつつも、根は凄く柔軟な人間だと思います。
性格だけでなく思想も、シンの奇抜な発想を上手く取り入れたりとすごく柔軟!というわけで「柔」を選ばせて頂きました。
演じる上では、王子として振る舞っているオーグと、シン達と話しているときのイタズラ好きなオーグの切り替えをとても意識しました。そこがオーグの魅力でもあるので!
若井 友希(マリア=フォン=メッシーナ役)
A:『姉』
マリアって、みんなのお姉ちゃん的な感じがするんですよね。
周りを俯瞰で観てて常にツッコミ入れる感じとか(笑)
演じる際は枠に捕われず、ツッコミなどもとにかく自由に演じさせていただきました(笑)
私の中ではとにかく愛すべきキャラに仕上がってます!笑
屋良 有作(マーリン=ウォルフォード役)
A:『爺』
お父さん役の多かった私についに爺さん役が……といった感じでしょうか(笑)
要はそれ相応の年齢になったという事をしみじみと感じました。普通にやっても老けているのに変に年寄りを意識してしまう。この辺りが課題ですかね。この作品、好々爺を目指します。
高島 雅羅(メリダ=ボーウェン役)
A:『導』
まさに私の役どころが導師ですから。
人を導く為の、厳しさと優しさの両面をしっかり出していこうと思っています。
コミカルな場面の表現にも細かい工夫を!と意識しています。
Q:主人公のシンは規格外の強さを持ち、度々盛大にやらかしてしまうのが本作の見どころですが、今までで「やちゃった!!」という思い出はありますか?
小林 裕介(シン=ウォルフォード役)
A:高校の体育祭でバレーボールをしていた時、バレー部なのでかっこいいところを見せてやろうとダイブしながらボールをとろうとしたら失敗して左手首を骨折しました(笑)
部活メンバーに馬鹿にされたのを覚えています……やらかした!!
本泉 莉奈(シシリー=フォン=クロード役)
A:お休みの日に服を買いに行ったとき、他のサイズがあるか店員さんに確認しようと声をかけました。その時「いらっしゃいませー!」と言ってしまったことです。当時アパレルでアルバイトをしていた癖で無意識に言ってしまい、店員さんの反応を見てハッとしました。恥ずかしかったです。」
小松 昌平(アウグスト=フォン=アールスハイド役)
A:最近の「やっちゃった」ことといえばまさに「賢者の孫」アフレコにて、オーグが初登場する回の収録日に喉を痛めてしまい、うまく声が出なかったことです…。本当に皆様すみませんでした!!
その時、小林さん、本泉さん、若井さん達周りのキャストの方々にのど飴などを大量に頂き…とても支えられました。本当に皆さんには感謝しています!
若井 友希(マリア=フォン=メッシーナ役)
A:私自身、自分で言うのもなんですが学生の頃はクラスで1番歌うまかったんですよ。笑 それで高校生の時クリスマスにクラスのみんなでクリスマスソングを歌って、盛大にフェイクを入れたらすごい空気になりました(笑)やっちゃったと思いましたが気持ちよかったです(笑)
屋良 有作(マーリン=ウォルフォード役)
A:「やっちゃった!!」って事、そりゃありますよ。酒にまつわる事なら人並みに……。まあ、色々あっての今の自分だからこれでいいのだ!何でもいいって訳にはいかないけれど、若いうちは失敗を恐れず大いに「やっちゃった!」人生を楽しみましょう……乾杯!
屋良 有作(マーリン=ウォルフォード役)
A:小さな失敗は山のようにありますが・・・
盛大な「やっちゃった!」の失敗はありません。
頑張っていたのは20代~30代、当時在籍していた劇団が年に3~4本、古典劇・現代劇・ブロードウェイミュージカルを上演していた為、稽古場とスタジオの往復の毎日。限界まで肉体と脳を鍛えていましたね。腹筋・背筋、バッキバッキで、記憶力もバッチリでした!?その頃の頑張りで、今の自分があるようです。
森川智之(オリバー=シュトローム役)
A:「おそらく、いつもどこかでやらかしているのかもしれません。 それを本人が一番わかっていないのが、一番やらかしていることではないでしょうか。 失敗は成功のもと!ただ単に、ポジティブシンキングな人間なので平和です!
号 外
第2話より見事首席でアールスハイド高等魔法学院に入学したシン=ウォルフォード!!
そのビックニュースを記事にした「アールスハイド高等魔法学院新聞」を公開しました!
AnimeJapan2019で限定配布した号外になります!
制作スタッフ
担 当 | 名 前 |
原 作 | 吉岡剛 |
キャラクター原案 | 菊池政治、緒方俊輔 |
監 督 | 田村正文 |
シリーズ構成 | 髙橋龍也 |
キャラクターデザイン・総作画監督 | 澤入祐樹 |
モンスターデザイン | 青木慎平 |
美術監督 | 三宅昌和 |
美術設定 | 三宅早織、上垣裕起子 |
色彩設計 | 重冨英里 |
撮影監督 | 佐藤敦 |
3D監督 | 小笠原努 |
編 集 | 瀧川三智 |
音響監督 | 土屋雅紀 |
音響制作 | グロービジョン |
音 楽 | 大谷幸 |
音楽制作 | エイベックス・ピクチャーズ |
プロデューサー | 立崎孝史、梅田和沙、岩崎大介、熊本統夫、飯塚彩、鶴田美栄子、大和田智之、松村一人、川島誠一 |
アニメーションプロデューサー | 清水優人 |
アニメーション制作 | SILVER LINK |
製 作 | 賢孫製作委員会 |
主題歌
■オープニングテーマ‐「アルティメット☆MAGIC」歌:i☆Ris
アルティメット☆MAGIC (CD+DVD) [ i☆Ris ]
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■エンディングテーマ‐「圧倒的Vivid Days」歌:吉七味。
圧倒的 Vivid Days (CD+DVD) [ 吉七味。 ]
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関連動画
感想・まとめ
現代の日本で交通事故で命を落としてしまう主人公“シン=ウォルフォード”
このまま、天に召されてしまうのか…と思いきや、目が覚めた場所はモンスターや魔人が現れる“異世界”だった。しかし、完全なる赤ちゃん状態(1歳)のために何も出来ずに魔物に襲われていたところを賢者マーリン=ウォルフォードに救われ、そのまま“孫”として育てられたところからこの物語は始まります。
日本に居たころの記憶はあいまいで、賢者マーリンが過保護に育てすぎたせいか、常識や礼節が著しく欠けており中学生並みの思考。
育ての親であるマーリン、メリダに魔法、魔道具についての力を鍛え上げられ、元剣聖ミッシェルの剣術稽古も含まれていたため、戦闘については最強を誇る強さを持っている。しかし、自分自身の力の強さに対して危機感がなく周りに構わず戦闘を行う癖がありメリダによく叱られていた。
シンも成長し大人と認められる頃、アールスハイド国王ディセウムの提案でアールスハイド魔法学院に首席で入学を果たした。
入学式も終え、キャンパスライフが始まったのだがシンをよく思っていない同期に恨まれてしまい、その同期が恨みを糧に魔人化してしまう。魔人は稀であり騎士の何倍の強さをもつ恐れられている存在だった。かつて全盛期の賢者が辛うじて倒せたという魔人がシンに襲い掛かる。
はたしてシンは魔人を倒せるのか…
今回ご紹介した作品は「賢者の孫」です!
本当の賢者の孫ではない主人公シンですが、自身もマーリンやメリダを本当の祖父祖母のように思っています。日本にいたころにも好きだった魔法に対しての愛着があり、魔法を開発してしまうほどの思考を獲得していきます。この異世界でのモンスターや魔人は世界を脅かす存在であり、シンの大切なものを奪ってしまう存在。その大切を守りたいと世界中に行き来できるように旅を始めていきます。
この作品の見どころですが、こうなってほしいなと思っていることが本当にそうなってしまうことです!とくにヒロインとの婚約はこっちが恥ずかしくなってしまうほどの初恋から始まります!
そんな、恋愛あり、魔法あり、剣術ありの異世界作品をぜひアニメでご覧になってほしい作品の1つです☆
まだ発表はされていませんが、アニメ第2期にも期待しています☆
関連リンク
■TVアニメ「賢者の孫」公式 (@kenja_no_mago) - Twitter
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権利表記
©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会